●クラシックおよびプロの演奏家の方のCD製作

 クラシック室内楽、独奏、声楽などの演奏家の方々のCD製作する場合に必要となる手順の基本は大きく分けて以下の6つになります。


1)事前打ち合わせ
2)元音源の用意(出張レコーディングもしくはテープご支給)
3)CD用音づくり〜編集
4)CDプリマスタリング
5)CD12cmプレス
6)CD用ブックレットの製作


 上記の6つの手順を以下、順番に御説明いたします。

1)事前打ち合わせ

 CD製作に先立って事前に打合わせを行います。主な打合わせ内容は演奏内容の確認、楽譜の確認、ホールの確認、レコーディング日の確認、レコーディング方法の確認、編集方針の確認、CDへの収録曲順確認、製作枚数の確認、印刷物の仕様の確認、そして費用の確認などです。これらの各項目につきまして事前に打合わせをさせていただいてお客様に御納得いただいた上で仕事がスタートいたします。


2)元音源の用意

 CDを作るには何よりも先ず大元となる音源が必要です。この音源の用意については大きく分けて

A) CD製作のためにホール等で新たにレコーディングして音源とする場合
B) 演奏会そのものをライブ・レコーディングして音源とする場合
C) リサイタルの過去録音などのテープを使用して音源とする場合

の3つの方法があります。以下、この3つの方法について簡単にご説明いたしましょう。



A) 出張レコーディングで新たに収録する場合
これはCD製作のためにホール等を借り切って新たにレコーディングする方法です。

基本的に客席には人を入れませんのでノイズが入りにくい事、時間の許す範囲で納得の行くまで演奏に集中出来る事、マイクアレンジの制約が少ないためレコーディングの自由度が高くなる事などが利点です。

(株)ナゴヤディスクではクラシック系音楽のレコーディングの場合、基本的にはクラシック用に設計された音響の良いホールを使用しています。音楽の内容/演奏形態にあわせてレコーディングに使用するホールを選定いたします。勿論御希望のホールがあればお申し付け下さい。

レコーディングは原則として「デジタルマルチ8チャンネルレコーディング」を基本とし、マイク類はクラシック録音に適したB&KやNEUMANNなどの使用を原則としています。

 CD製作のためにホールを借り切ってレコーディングする場合は通常は「全日(午前9時〜午後9時)」使用する場合が多いです。時間割りとしては、

・午前中は舞台設営、レコーディング準備〜マイクテスト、ピアノ調律など
・午後から音出し〜レコーディング本番。随時休憩をはさみながら時間の許す限り、納得の行くまでレコーディング

という形式が普通です。

 (株)ナゴヤディスクでは年間百件をこえるレコーディングを通じて多くの技術と経験を蓄積しておりますのでそのレコーディングクォリティにはきっと御満足いただけるものと存じます。





B) 演奏会のライブ・レコーディングをする場合
これは「演奏会」そのものをレコーディングしてCDの音源とする方法です。

ライブならではの緊張感、臨場感、熱情などがそのまま収録出来るのが利点です。

演奏会のレコーディングの場合、弊社では演奏家、ホールと事前に打ち合わせをいたしまして演奏会当日はゲネプロ前には最適な機材配置をすませてしまいます。そしてゲネプロも全部レコーディングしてマイクテスト、バランス/レベル調整を行い、その上で本番を迎えます。





C) リサイタルの過去録音などのテープを使用する場合
これは過去に収録された貴重な録音テープ/MDなどを音源とする場合です。

この場合は「録音テープ」そのものとその演奏の「プログラム」など演奏の内容がわかる資料を御用意下さい。弊社にてそれらをお預かりしてテープの状態、内容の確認をしながら最適な状態で次の工程に備えてデジタル化を行います。



 通常は以上の3つのうちのどれかがCD製作用の素材となります。そして次はその素材から「音づくり」をする過程になります。



3)CD用音づくり〜編集

 ここでは2)で収録を終えた素材から演奏者の皆さんのお立ち会いのもと、CD用に音造り及び編集をしてCD用マスターを製作します。弊社では「音楽性の高い豊かな響きの音づくり」を基本としております。音場のバランス、楽器の響きや艶などを演奏者の皆さんと協議しながらベストの音造りをするのが(株)ナゴヤディスクの特徴です。最近ですと例えばアイシンホールにおけるNHK交響楽団さんの記念演奏のレコーディング〜ミックスダウンや高名なヴァイオリニスト、イヴリー・ギトリス氏のCDのレコーディング〜ミックスダウンを手がけました。そして「音そのもの」を美しいものに仕上げるのは当然ですが、弊社では「高精細度」の編集を得意としています。楽譜を追いながら1音単位で演奏のミスの訂正などをしていきます。




4)CDプリマスタリング

 ここでは3)の工程で完成したマスターを「CDの原盤」にします。各曲の頭の位置をどこにするか、曲間を何秒に設定するかなどを曲想に合わせてお客様の御納得のいくまで細かい作業をしています。お客様にも実際にテスト盤のCDをご自宅のCDプレイヤーなどで聴いていただき最終確認をしていただきます。この工程が終了すると次はいよいよCDのプレスです。




5)CD12cmプレス

 4)で完成したマスター盤からスタンパー(成形用金型)を製作してここでいよいよCDをプレスします。弊社プレスの特徴はレコード会社系の国内有数の工場にてエラーレートの優秀な安定した品質のCDをプレスしているという点にあります。






6)CD用ブックレットの製作

 CDの「顔」となる表紙印刷物(ブックレットと言います)を製作する工程です。CDを手にとってまず最初に目にふれる大事な部分と言えます。弊社ではこの印刷物の製作に関しましてもCDの重要な構成要素であると考え、早い時期から自社内において印刷物データの作成できるDTPシステムを導入いたしております。レイアウトからデザインまですべて社内で行っておりますのでお客様との打合わせもスムーズですし、御要望にもきめ細やかな対応が可能です。表紙のデザイン、色使い、本文内容、ページ数など何なりと御要望をお出し下さい。きっと御満足していただけるものと存じます。






●製作費用について

 製作費用につきましては主として以下の様な料金が発生いたします。
1レコーディング代金一日単位。録音規模によって変動します
2ホール代金ホール代実費となります
3CD用音造り〜編集料金作業代金の時間単価に総時間をかけたものになります
4CDプリマスタリング代金1種類のCDマスター作成につき発生する費用です
5CDプレス代金プレスは100枚から可能です。枚数が多くなる程単価は安くなります
6CD用ブックレット印刷代金印刷物は印刷色数、本文ページ数などによって変動いたします
7音楽著作権料金作詞・作曲者の死後50年以内の楽曲のCD収録に関しては音楽著作権料金を日本音楽著作権協会に支払う必要があります。手続きは弊社にて代行いたします
8消費税費用総額の5%です
※元テープをご支給いただいた場合は「1. レコーディング代金」は発生いたしません




●費用をお問合せ下さい

 「演奏家CD」の製作においてはレコーディングの有無や場所、演奏規模や編集の難易度などさまざまな要素によって費用が変動いたしますので一概に「いくら」とはすぐに申し上げられない面があります。つきましてはCDの製作費用概算がお知りになりたい方は以下の項目を明記した上で気軽にお問合せ下さい。弊社も気軽に?お答えいたします。


1.レコーディングが必要な場合
 a) 録音ご希望場所(何県でしょうか?愛知県内、神奈川県内、という風に御指定下さい。またご希望のホールなどがありましたらそれも書き添えて下さい)
 b) 演奏内容(声楽、ヴァイオリン独奏、室内楽、など)
 c) リサイタルそのもののレコーディングを御希望の場合は、日時・場所をお知らせ下さい

2.レコーディングが不要の場合(元テープがある場合)
 a) 元テープの種類(カセット、DAT、MD、など)
 b) 元テープの本数

3.CDの製作ご希望枚数は何枚でしょうか?
 ※プレスCDは100枚から製作が可能です。「◯◯枚から◯◯枚くらい」というように御指示下さい

4.CD収録ご希望の楽曲で作詞者または作曲者が存命中か死後50年未満の曲は何曲あるでしょうか?
 ※可能ならばざっとした収録希望曲目を書いていただけるとより正確な見積が可能です。




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